シリーズA調達直後のBtoB SaaS企業から、「経営会議で議論する数字が、毎月手作りで集計したもので、本来やりたい経営判断の議論に時間が割けない」というご相談から始まったプロジェクトです。
創業期の体制が、成長の足を引っ張っていた
従業員22名、年商1.5億円。プロダクトのPMFは確立し、シリーズAで3億円を調達。営業組織を整え、エンジニア採用を加速させていた急成長フェーズでした。
一方で、財務・経営管理は創業期から続くExcelベースの月次クローズが残り、決算締めまで30日。経営会議は前月のデータが揃わないまま実施され、議論の半分が「実際の数字はどうだったか」の確認に費やされていた状況です。
3システム統合による月次基盤の再設計
with COMPASS の拡大期パッケージにて、Salesforce(顧客・契約データ)・Stripe(請求・課金)・freee会計(仕訳)の3システムを統合した月次データ基盤を構築。
SaaSメトリクスに特化したKPIダッシュボードを設計し、ARR・NRR・Churn・Magic Number・CAC Paybackを毎月自動更新で経営チームに配信する仕組みを整備しました。
経営の議論が、未来に向かう時間に変わった
月次クローズは30日から3日へ短縮。CFOは数字の集計から解放され、シリーズBに向けた戦略立案と投資家コミュニケーションに本来の時間を投じられるようになりました。
結果、9ヶ月後にシリーズBのブリッジファイナンスとして3.5億円を追加調達。ダッシュボード上で月次のチャーン推移を即時把握できる体制が整い、顧客成功チームの打ち手判断が早まったことで、月次解約率は12%から7%に改善しています。
現在は、シリーズB本ラウンドに向けた事業計画策定と、財務組織の体制設計フェーズで継続伴走中です。
※本事例は、当社が実際に行っている支援内容を再構成した、業界で典型的な支援パターンを示すものです。固有名詞・数値は実在の企業を特定するものではありません。