シリーズA期SaaSの月次クローズを30日→3日に短縮。データドリブン経営への転換

シリーズA期に入ったBtoB SaaS企業の財務・経営管理を再設計。月次クローズを30日から3日へ短縮し、SaaSメトリクスを統合した経営ダッシュボードで意思決定の質とスピードを変えた事例。

Industry SaaS / BtoB業務効率化プラットフォーム
Company Size 従業員 22名(うちエンジニア 12名)
Stage シリーズA・年商1.5億円
Period 2024年4月〜継続中(13ヶ月)
Service with COMPASS(拡大期パッケージ)

課題と、解決の構造

Before

成長スピードに、数字が追いつかない。

シリーズA調達後、エンジニア採用・販促強化により事業は急加速。一方で財務・経営管理は創業期からの月次Excel運用が残り、月次クローズに30日かかる状態が常態化。CFOは投資家レポートのたびに数字を手作業で集計し直し、ARR・チャーン率・顧客獲得コストといったSaaSメトリクスは把握できているものの、全社で共有可能な形にはなっていなかった。

After

「経営判断の言語」としての数字へ。

with COMPASSの拡大期パッケージにて、Salesforce・Stripe・freee会計の3システムを統合した月次データ基盤を構築。SaaSメトリクス(ARR / NRR / Churn / Magic Number)を含む経営ダッシュボードを設計し、毎月3営業日で経営会議に直結する月次レポートを自動生成。CFOは数字の集計工程から解放され、経営戦略の検討と投資家コミュニケーションに集中できる体制に。

MONTHLY CLOSE
30→3日

月次クローズ日数を1/10に短縮

FOLLOW-ON
¥3.5億

シリーズBブリッジ調達を9ヶ月で実現

MONTHLY CHURN
12→7%

顧客成功施策の打ち手判断が早まり、解約率が改善

シリーズA調達直後のBtoB SaaS企業から、「経営会議で議論する数字が、毎月手作りで集計したもので、本来やりたい経営判断の議論に時間が割けない」というご相談から始まったプロジェクトです。

創業期の体制が、成長の足を引っ張っていた

従業員22名、年商1.5億円。プロダクトのPMFは確立し、シリーズAで3億円を調達。営業組織を整え、エンジニア採用を加速させていた急成長フェーズでした。

一方で、財務・経営管理は創業期から続くExcelベースの月次クローズが残り、決算締めまで30日。経営会議は前月のデータが揃わないまま実施され、議論の半分が「実際の数字はどうだったか」の確認に費やされていた状況です。

3システム統合による月次基盤の再設計

with COMPASS の拡大期パッケージにて、Salesforce(顧客・契約データ)・Stripe(請求・課金)・freee会計(仕訳)の3システムを統合した月次データ基盤を構築。

SaaSメトリクスに特化したKPIダッシュボードを設計し、ARR・NRR・Churn・Magic Number・CAC Paybackを毎月自動更新で経営チームに配信する仕組みを整備しました。

経営の議論が、未来に向かう時間に変わった

月次クローズは30日から3日へ短縮。CFOは数字の集計から解放され、シリーズBに向けた戦略立案と投資家コミュニケーションに本来の時間を投じられるようになりました。

結果、9ヶ月後にシリーズBのブリッジファイナンスとして3.5億円を追加調達。ダッシュボード上で月次のチャーン推移を即時把握できる体制が整い、顧客成功チームの打ち手判断が早まったことで、月次解約率は12%から7%に改善しています。

現在は、シリーズB本ラウンドに向けた事業計画策定と、財務組織の体制設計フェーズで継続伴走中です。


※本事例は、当社が実際に行っている支援内容を再構成した、業界で典型的な支援パターンを示すものです。固有名詞・数値は実在の企業を特定するものではありません。

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